定植後の管理：灌水、追肥

• 定植後しばらくは、しおれるようなら株元に灌水を行うが、あまり過保護にせず、キュウリ自身の根で水を吸えるよう灌水は控えめにする。
• 生育初期は、しっかりと根を張らせ、したから5節までの子づる7～8節までの雌花は早めに摘みとる。
  8～9節目の雌花が咲き始めたら灌水をはじめ、収穫開始までの間に追肥を行う。
  その後追肥は、1株から5～6本収穫したら1回のペースで行う。
• 着果以降、収穫最盛期に向けて、灌水は晴れたら毎日行い、尻細果を出さないように心がける。

整枝、摘葉のポイント

• 子づるは基本的に下段1節、中段1～2節、上段1節で摘む。
  あまり成長点が小さいうちに摘まないよう、1節で摘む場合は2.5節まで伸ばしてから摘む。
  勢いのよい成長点を株あたりに必ず3～4か所残しながら摘むことで、根が順調に伸張する。
• 孫づる以降は1～3節で、草勢を見ながら摘む。
• 繁茂して光が当たらなくなったり、果実が畝に着くようになったりしたら低段の子づるは切り戻しをする。
• 収穫も中期に差し掛かると草勢が旺盛になり、葉と葉が重なり合い光の通りが悪くなる。
  また、過繁茂になると風の通りもわるくなり、灰色かび病、菌核病などの発生により、枯れることがある。
  病気の葉はもちろん、黄色くなた葉、重なり合った葉を摘みとる。
  【摘葉の目安】展開してから30～40日。